2024年に借りた本・買った本10選

2024年は借りた本54冊+買った本11冊とかなり読み込んでいました。今回はこのうち読んでよかった本を10冊に絞ってレビューしていこうと思う。ジャンルはバラバラだけれど、私自身の記録として。
2021年は「49冊」、2022年は「131冊」、2023年は「82冊」
本の虫になるつもりか…過去の私。
1.借りた本(6冊)
①どうでもいいことで悩まない技術/柿木隆介
なぜ、どうでもいいことで人は悩んでしまうのか、気にしてしまうのか。それを解決する…かもしれない本。私がよかったと思う点は3つ。
まず1つ目は「上手に折れれば、共感が生まれる」言い争いになった場合、頭を下げられる賢さを持つということ。2つ目は「「人のために」を快感ににする」ストレスの解消法を他人を喜ばせることに変えていくこと。最後は「「悩まない習慣」を作る」少しずつ成功体験を積み上げ、仲間とともに歩む、一緒に動くこと。これが一番難しいかもしれない。私には仲間があまりにも少ない気がする。まずは仲間作りから始めようかな。
②自分に適した仕事がないと思ったら読む本/福澤徹三
「ほんとうに理解するには、就職してみるしかない」と書いてあり、確かにその通りだと思った本。「働くことにやる気が出なくて当たり前」この言葉は初めて就職したときに聞いておきたかった。理由は働く目的が何かが明確になっていないからであり。将来どうなっていたいかをはっきりさせておくことが大事だということ。そのために企業で働く。「企業とはお金がもらえる学校である」と割り切ってしまえばよかったのかと目からうろこが落ちた気分だった。
意外だったのが「何度でもチャレンジすればいいのです。」と書いてあったこと。一度落ちた企業にも再度チャレンジしてみる。著者の経験上落ちても再度受けることで通ったことがあるそう。企業側からも好印象がもたれるのかも。書類審査で落ちただけで諦めるならその会社に執着がなかったということ。本当にそこに就職したいのなら何度でもやってみること。…これは就職活動以外でも生かせそうです。
③やりたいことは「副業」で実現しなさい/下釜創
副業で実現できることは?と疑問に思って借りた本。
やりたいことを本業で行うより、副業としてすることで人生が豊かになる。スキル(その人が持つ技術)を価値に変える提案する働き方を副業でやる。意外だったのが「プロ級のスキルは必要ない」とあったこと。これはスキルギャップといい、他人が求めるスキルと本人が持っているスキルに差があること。対策として、「自分に対する思い込み」と「自分以外に対する思い込み」の両方を手放す。むしろ、プロ級のスキルがないからこそ副業にできるのかもしれない。
そして「自己流は事故る」。なので最初は真似事でよい。誰かが切り開いた道を歩くことから始めよう。副業で見えてくる世界がある。それがさらにあなた自身の人生を豊かにするはず。
④職業は専業画家/福井安紀
絵だけで生活している。専業画家の福井安紀さんの書かれた本。「生活が金銭的に苦しくとも、あなた自身の心を貧しくさせてはいけない。」この言葉が刺さりました。固定費をいかに抑え、環境づくり、創作活動にいかに費やすか。「自分のお客さん」をどうやって作るか。作品の価格の値付けの考え方。活動の拡大に比例して、収入は上がっていくこと。上げたらきりがないけれど、個人事業主にも同じ要素が必要だと思いました。
あと、ところどころにあるイラストが可愛かった。個人的には本の内容より絵に目がいってしまった。
⑤夢に日付を!人生を変える手帳術/渡邉美紀
ワタミグループの代表取締役会長 兼 社長 CEOの渡邉美樹さんの書かれた手帳術の本。「夢に日付を!」という文字だけを見て借りました。「いつまでに、どうなりたいか」を明確にするためにまずは「夢を具体的にイメージできること、できれば叶える能力があるということ。」だそう。これがわかれば限られた時間の中で自分の力をどこへ集中させるのかを「スケジュール帳」「夢カード」「日記」の3つに分けて実行に移す。スケジュール帳に計画や日頃のルーティン、夢カードには夢や目標を書き込み、繰り返し見て頭の中に刷り込む、そして日記に1日に心の記録を付けていく。
「夢をかなえるのは引き算と割り算」と書いてあったのは意外でした。目標を数字化するためには逆算していくこと。夢を実現するために最も必要なこと=貴重な行動。つまりルーティンワーク。やはり習慣が大事なのだと改めて感じた。
⑥目標や夢が達成できる!1年・1ヵ月・1週間・1日の時間術/吉武朝子
図書館で借りた中でかなり読み込んだ気がする本。名前の通り時間術の本である。まず「どう生きたいかを言葉にする」「「後悔しない生き方」を言葉にする」「大事にしている価値観とは」を考え、時間の土台を整えること。その上で1年で成し遂げたい目標を設定する。簡単そうだけれど、これがなかなか難しい。行動すれば目標は変動することも。時代に流れにも注意が必要だったりする。その対策として1年を3ヵ月ずつに区切りスケジュールに組み込む。そしてさらに1ヵ月、1週間、1日と細分化していく。
計画が思うように進まないときは、目標、時間、行動を見直し軌道修正する。そして計画を必ず振り返ること。「自分の中でできたこと」「やってよかったこと」「やってみて続けたいと思ったこと」から書き出し、「改善点」「課題」を書いていく。最後に「手放したいこと」「手放そうと思っていること」を書く。これを1ヵ月、1週間、1日ごとにやっていく。小さな1歩を積み重ねることが一番かもしれない。
2.買った本(4冊)
②個人事業主1年目の強化書/天田幸宏

個人事業主になろうか考えていた時に買った本。開業に向けての準備や仕事が途切れないようにする戦略について書かれている。「下請け仕事は極力受けない。〇割までと決めておく。」と書いてありそうかもしれないと思った。また、「自営の世界に定年なし」とあり何歳まで働くのかを前もってイメージしておくことも大切とある。当たり前のことかもしれないがここまでは考えていなかった。
この本に書いたあったことで驚いたのが「三本柱経営」。主力事業(本業)で基盤を作り、収益事業で利益をたくさん得る、最後に未来事業を将来の主力になるように育てていく。もし本業がダメだとしても残りの2つで儲かれば失業することはない。そして営業スタイルも「売り込む(プッシュスタイル)」ではなく「お問い合わせを待つ(プルスタイル)」ことが理想であること。様々な媒体(WebやSNS、書籍など)からの人脈が大事になってくる。どんな人がファンになってくれそうかをイメージしてみるとよいかも。
③フィルムカメラの撮り方BOOK

図書館で1回借り、手元に置いておきたかったので中古で購入。文字よりも写真の作例が多くとても楽しめた1冊。2013年発行のため記載されているフィルムのいくつかは廃盤しているものもありました。残念ではある。(現像機も今は中古のものしかないそうだ。)フィルムカメラにハマったのは2022年。なのでまだまだひよっ子。けれどこの本のおかげでフィルムカメラをより詳しく学ぶことができました。
フィルムの現像、焼き増しプリントについても書かれていました。本を見ながらレタッチしてより良い作品にしていくのも可能かも。
④小さな習慣/ステイーヴン・ガイズ

ずっと気になっていて、ようやく買った本。著者は「腕立て伏せ1回チャレンジ」から「30分の筋トレ」に発展したことをきっかけにこの本を書いたそうです。小さな習慣は「ばかばかしいほど小さなステップ」からやっていきます。新しい習慣作りにかかる日数は平均66日。人によって異なるそうですが、一度習慣にしてしまえば脳も必要なことと判断してくれるそう。モチベーション(感情)は必要ない。「やる」と決めた意志の力をうまく利用することが大事。なぜなら、意志の力は信頼でき、自分自身で強化できるから。
習慣化するうえで自分に期待しないこと。自分にご褒美を与えること。決してごまかさないこと。この3つが特に大事な気がしています。
まだまだ書き足りないけれど、今回は10冊に絞ってみました。おそらく今年も本を借りたり、買ったりすると思う。まだまだ勉強不足を感じているし、去年買った本の中には読み切れていない本もある。1ヵ月に1冊ずつ消化していく予定だ。「小さな習慣」に書かれているように1日に2~3ページずつ進めていくだけでも成長しているはず。